「脱衣所で服を脱ぐと震えるほど寒い」「浴室のタイルが氷のように冷たい」——冬のお風呂の寒さは、我慢の問題では済みません。急激な温度差で血圧が乱高下するヒートショックは、高齢の方を中心に毎年多くの事故につながっています。この記事では、寒いお風呂を根本から解消するリフォームを、手軽な順に4つご紹介します。
なぜ冬のお風呂は危険なのか
暖かいリビングから寒い脱衣所へ移動し、熱い湯船に浸かる——この間に血圧は急上昇と急降下を繰り返します。これがヒートショックと呼ばれる状態で、入浴中の事故の大きな要因とされています。
特に築20年以上の在来工法(タイル張り)のお風呂は断熱材が入っていないことが多く、冬場の浴室温度が10度を下回ることも珍しくありません。寒さ対策のリフォームは、快適性だけでなくご家族の安全を守る投資です。
対策① 浴室暖房乾燥機の設置(手軽さNo.1)
既存の換気扇を浴室暖房乾燥機に交換する工事は、多くの場合半日〜1日で完了します。入浴前に浴室を暖めておけるほか、雨の日の洗濯物干しや夏の涼風、カビ予防の乾燥機能まで1台でこなします。
電気式なら大がかりな工事は不要で、費用対効果の高い寒さ対策の第一歩です。
対策② 浴室・脱衣所の窓に内窓を付ける
浴室の熱が最も逃げるのは窓です。既存窓の内側にもう一枚窓を設置する内窓は、1窓あたり半日程度の工事で断熱性が大きく向上し、結露の軽減にも効果があります。
内窓は国の補助金の対象になりやすい工事でもあります。浴室と脱衣所の2窓をまとめて施工するのがおすすめです。
対策③ タイル風呂をユニットバスにする(根本解決)
在来のタイル風呂を断熱材入りのユニットバスに交換すると、浴室の寒さは根本から変わります。床は素足で触れてもヒヤッとしない断熱床材、浴槽は湯温が下がりにくい断熱浴槽が現在の標準です。
当店ではユニットバスへの交換を工事費込み64.8万円〜、標準3〜4日の工期でご提供しています。土台や下地の傷みもこのタイミングで補修できるため、築年数が経ったお住まいほど効果を実感いただけます。
| 対策 | 費用感 | 工期 | 効果 |
|---|---|---|---|
| 浴室暖房乾燥機 | 10万円前後〜 | 半日〜1日 | 入浴前の予備暖房・乾燥 |
| 内窓の設置 | 1窓数万円〜 | 半日 | 断熱・結露対策(補助金対象になりやすい) |
| ユニットバス化 | 64.8万円〜 | 3〜4日 | 浴室全体の断熱を根本改善 |
| 脱衣所の暖房・内装 | 数万円〜 | 半日〜1日 | 温度差そのものを解消 |
対策④ 脱衣所の寒さも忘れずに
浴室だけ暖めても、脱衣所が寒ければ温度差は解消しません。脱衣所用の小型暖房機の設置、内窓、床のクッションフロア張り替え(断熱性のあるものへ)をあわせて行うと効果的です。
当店は浴室と脱衣所をセットでリフォームするご依頼を多くいただいています。まとめて工事すれば足場や養生も一度で済み、別々に頼むより費用を抑えられます。
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この記事の監修者
屋比久 盛友株式会社マルセイテック 代表取締役
保有資格:外壁診断士/宅地建物取引士/ドローンパイロット2級/建築CAD2級
記事の数値・制度は一次情報で確認したものだけを載せ、費用の目安は当店の施工事例の金額をもとにしています。監修者のプロフィールと監修の方針
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